備忘録ですが、IOCというメーカーの出している複合フローリングをお掃除する機会がありました。日東紡の開発した含浸タイプ塗料が塗られています。この手の床は従来のワックスで管理するフローリングとはまったく異なります。汚れがついたら、メーカーは「中性洗剤」でほとんどの汚れを落とせる、と言っています。マジック、絵の具などのひどい汚れにはシンナー系の溶剤をマイクロファイバーに含浸させふき取るのだそうです。お子さんのいらっしゃるお宅では必要な注意書きですが、本当は床の汚れとはもっと多岐にわたるはずです。

今回、どうしてもお掃除しなければならなかったのは、床に直置きした水槽の跡、わずかに生えた黒カビ、そして窓際の退色、雨の吹込み跡・・・これらはどうすると一切言及がなく、「水分を使う清掃は極力避けてください」とだけ。中性洗剤は原液で使うわけではないのでは…。また、水は清掃の時だけ使うのではありません。お部屋でお水を飲んだり、運んでこぼしたりするとどうなるでしょうか。結局、先述のようなケースは一旦気になる汚れを通常の清掃で落とし、塗料の再塗布で対応するしかありません。含浸塗料をいつも積んでいないと、お掃除のできないフロアがあることを銘記しなければなりません

今はナチュラルな風合いの注文住宅が大変多くなっています。個人的には素敵で憧れますが、クリーニングの時はその気持ちが引っ込みます。管理しやすい素材できれいさを保つのもいいものです。汚れや色むらも味のうち、という割り切りと除去したい汚れ、一体どのあたりで線を引くか、そこをお客様と共有するには、やはりコミュニケーションが必要です。


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