乾くと見えるあの白いモヤモヤ、自分じゃとれないのかしら?




ガラスにつく汚れの正体

 

壁に鏡が設置されているバスルームの場合、その鏡が白く曇ったようになっていませんか?特に不思議な点として、入浴中は白く見えないのに、乾いている時は真っ白に見えます。

水道水が水回りを汚すことは、あまり意識されていません。実は水道水に含まれる鉄分、カルシウム、マグネシウム、ケイ素は非常に強い汚れ(水あか)となって残留します。よく「水あかに効くのはお酢やクエン酸」という話を聞くと思います。エコ洗剤の代表格ですが、実際試してみてあまり効果がなかったという話もよく聞きます。

上記の「鉄分、カルシウム、マグネシウム、ケイ素」のうち「ケイ素」は本当に厄介です。先述の鏡についた白いモヤモヤはまさにそれで、「ケイ素」と同じガラスに含まれる「二酸化ケイ素」と結合してしまいます。同じ成分同士のきずなは強く、もう取り去ることは不可能になります。これを「共有結合」と呼びます。

こうなってしまうと、ガラスや陶器タイルなどの表面のケイ素汚れをとるために、機械研磨等で表面をごく薄く取り去って汚れ共々お別れする、という方法が主になります。最近は色々なパッドやコンパウンドが出ていますが、どれも原理は同じです。どれだけ表面を薄く削れるか、傷を目立たなくするか(分かりにくいごくごく小さな傷ですが、どんな手法でも確実に入ります)ということに重きが置かれます。最初から特殊なコーティング等が施された鏡は、上記の理由で研磨が出来ません。

 

実例:コーティングされた鏡の水あかと酸焼け

ウロコと酸焼け

コーティングされた鏡に水あかがついて、お客様が自ら市販の酸性洗剤でクリーニングされて、酸焼けした鏡です。洗剤が垂れ跡になり、悪化しました。これは非常に難しいケースで、当店としてはお時間を十分いただきたかったのですが、数時間でできる範囲で、というご依頼でした。均等に表面をポリッシュするので、どうしてもお時間が必要です。

鏡 研磨後

3時間ほどで作業を中断して撤収しなければなりませんでした。

作業後 鏡

上の写真左には、はっきりと作業できなかったエリアが写っています。色が全然違いますね。コーティングが残っています(カーボンを含んだコーティングなのでこげ茶のような色がのっています)。これを取り切るにはあと3時間弱必要で、一枚の鏡にかける時間とコストとしてはかなりのものになり、お客様にも負担です。コーティング加工された鏡を研磨しない理由がお分かりいただけたと思います。

水あかはコーティング加工された鏡でも容赦なくつきますので、毎回使い終わったらスクイーズして水を完全に切るか、コーティングされていない鏡を使用して気軽にメンテナンスするか、というのがお勧めです。

※もし、クエン酸でお掃除してみたいと思っている方、できればクエン酸水でパックするようなことはしないでいただきたいと思います。クエン酸に限らず、酸は放置すると被洗浄物を傷めてしまいます。先に申し上げた通り、鏡のウロコは酸性洗剤では改善しませんので、是非ご相談ください。

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