三菱電機製壁掛けエアコン MSZ-FZ6318Sの壁掛け完全分解クリーニング

藤沢市にて、三菱電機製壁掛けエアコン MSZ-FZ6318Sを壁掛け完全分解クリーニングしました。いわゆるFZシリーズです。

シンプルでスタイリッシュな外観です。このデザインに惹かれて購入なさるユーザーが多いように感じます。しかし購入して数年後、クリーニングしようと思ったらあちこちで断られて愕然とした、という方が少なくありません。確かに購入の際に、クリーニングのことまで考えることは滅多にないでしょう。

ファンユニットとドレンパンです。

普通の壁掛けエアコンは熱交換器の「下」に「筒状の」ファン（ラインフローファン）が配置されていますが、こちらは熱交換器の「上」に「プロペラ状の」ファンが配置されているのが大きな特徴です。画像は上から見たところですが、下側はほこりだらけです。でも熱交換器の上に配置されている関係で、カビはそれほどひどくはありません。

ドレンパンも普通の壁掛けエアコンは一艘（壁側はドレン溝という溝になります）ですが、熱交換器の形状の関係でこちらのドレンパンは二艘です。形状こそ違いますが、カビだらけになるのはほかと変わりません。

アフターです。

プロペラファンも分解して洗ってあります。

熱交換器のアフターです。

普通の壁掛けエアコンが逆V形なのに対し、W形をしています。それでドレンパンが二艘になっているわけです。特殊な形をしていますが、高圧洗浄で洗いにくいわけではありません。一次側からも二次側からも水流を当てられます。

ただし、洗浄するにはこの状態にまでしなければなりません。電装ボックスを引き抜かなければファンユニットを引き抜けませんし、ファンユニットを引き抜いてドレンパンを外さなければ熱交換器を洗うことができません。それで、Fケーブルを抜いたり、電装ボックスを外したり、ドレンパンを外したり、といったことを普段のクリーニングでしていない業者にとっては、お断りの対象になってしまうのも無理はありません。

構造は特殊ですけれども、実は余分な機能をゴテゴテ付けているわけではなくてシンプルな構造をしており、意外とネジも少なめで、配線もわかりやすく、慣れてくると案外扱いやすい機種だったりします。

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