panasonic パナソニック CS-282CF-W 壁掛け完全分解クリーニング
横浜市にて、7月にパナソニック CS-282CF-W通常エアコンクリーニングを当店でご利用いただいたお客様から、「クリーニングした2台のうち1台のエアコンにカビがまた生えている」「臭う」とのご連絡がありました。当店のクリーニングには2種類あり、1つは一般的な分解程度、つまり化粧板とフィルターとルーバーだけを外す「通常分解クリーニング」、もう1つは更に送風ファンを本体から抜き、ドレンパンという水受け部分を取り外し、電装やモーター等をすべて外す「壁掛け完全分解クリーニング」となっています。
このお客様から前回ご依頼があったのは前者の「通常分解クリーニング」です。当店では、臭いや汚れの再発の場合、通常分解クリーニングを再施工はいたしておりません。差額分をご負担いただき、分解程度を進めます。理由は通常分解クリーニングには分解しない部分に取り切れない汚れがあることを事前にご承諾いただいているので、そこを今度はクリーニングさせていただくからです。
これでは臭いますね…。僅か1か月半ですがハイシーズンでしたのですっかりカビています。
これが通常分解クリーニングでは外さないドレンパンです。数年分のカビがそのままでしたので、ここから繁殖したかもしれません。
本体の送風カーブです。クロスフローファンがついたままの通常分解クリーニングですとここがカビを残しますので、結局繁殖を抑えきれません。
熱交換器です。ホコリが付き始めています。
お客様にクリーニングの種類をお選びいただくとはいえ、このような結果が出ると本当に残念です。お客様はアレルギーをお持ちで、エアコンをつけるとくしゃみが止まらないという症状を抱えていたそうです。ご主人やお子様はそのようなことがないようでした。そして同日施工のリビングのエアコンには全く問題がないようですので、やはり環境や使用程度がものをいいそうです。
再クリーニング後の汚水です。最初の洗浄水の濁り具合はいわゆる真っ黒ではありません。熱交換器が吸い込んだ空気中の有機的な成分のようです。
クロスフローファンです。取り出して羽1枚1枚をクリーニングします。この日は次亜塩素酸とアルカリ洗剤を用い、最後に塩素分を分解しました。
ドレンパンも眩しい真夏の日差しを反射して真っ白です。
送風カーブも熱交換器もスッキリしまし
お客様には真夏のエアコンシーズンに辛い思いをさせてしまい、大変残念に思います。今後はこのエアコンに関しては、完全分解クリーニングを選択されるとのことでした。このたびは再度当店にお付き合いいただき、誠にありがとうございました!