旧ヤマハ製レンジフードサイクロンCF902WSの分解クリーニング

12月に座間市にて、旧ヤマハ製レンジフードCF902WSを分解クリーニングしました。いわゆるサイクロンです。2010年製で今回が初めてのクリーニング、ということでかなり時間がかかりました。 最初は自分で掃除しようと思って、サイクロンの掃除方法で検索、当店のブログ記事を見つけてくださったそうです。 それを見ながら掃除しようかと思ったものの、結局、自分で掃除することは諦めて、当店にご依頼いただきました。 これはご自分で掃除するには難易度が高すぎます。しかも13年分の汚れを落とすのは簡単ではありません。

外観です。

通常は正面にある吸い込み口が両脇にある、という当時としては画期的なデザインだったと思われます。画期的なデザイン、ではあるものの、実用的なデザインとは到底いえません。なぜかというと…

正面のカバーとフィルターを外したところです。当然のことですが、両脇から正面中央のファンケースまで油まみれです。正面に吸い込み口があれば、そのすぐ向こうがファンケースですので、レンジフード全体に油煙がまわることはそれほどありません。ところが吸い込み口が両脇にあるがゆえに、油煙が全体にまわるのです。実用的なデザインとは到底いえません。

さらに両脇のカバーを外すと…

この両側のカバーの裏側がひどいことになっています。ここから吸い込むので当然の結果ではあります。この両側のカバーの裏側に溜まった油がオイルパンに流れ落ちます。

ところがこの両側のカバーは、ユーザーにはまず外せません。ですので、中の汚れがいくら気になってもフィルターを外した穴からちょこっと拭くことができるのみです。中の汚れはカバーを外さなければ落とせないのです。ですので、そういう意味でも実用的なデザインとはいえません。

ちなみにファンケースの中はこんな感じでした。

以下はアフターです。

13年分の汚れを落とすことができました。これでまた気持ちよくお使いいただけます。

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