ダイキン製お掃除機能付きエアコンうるるとさららAN63LRPとAN25LRSの通常分解クリーニング
神奈川県秦野市にて、ダイキン製お掃除機能付きエアコンうるるとさららAN63LRP 1台とAN25LRS 2台を通常分解クリーニングしました。3台とも2010年製です。メーカーの動作保証の10年を大幅に超えているため、壁掛けオーバーホールはせず、通常分解で対応しました。
3台のうち1台は、覚えていないほど昔に一度だけクリーニングをしたことがあるとのことですが、ほかの2台は15年目で初めてのクリーニングです。エアコンの効きが悪いということで、ついにエアコンクリーニングを決意なさったそうです。

まずはこちら、覚えていないほど昔に一度だけクリーニングをしたエアコンです。


この機種は前面基板なのですが、その裏にホコリがびっしり、ところどころ白く見えるのは洗剤分の残りです。
基板をつけたまま洗ったのですね。
そしてドレンパンの手前部分にはホコリと洗剤の混合物がぎっしり詰まっていて、これでよく水漏れしなかったと驚くほどでした。
2台目、15年目にして初めてのクリーニングです。


これは…エアコンが効きませんね。アフターです。

そして3台目、こちらも15年目で初めてのクリーニングです。こちらは開けてみると不思議な状態になっていました。


フィルターの左側には分厚くホコリが付いており、熱交換器は逆に右側にホコリがびっしり付いています。
ダイキンのこのタイプのお掃除ロボットは、「フィルターを少し動かす+ブラシを回転する」のセットを繰り返します。 ところがこちらは作業前の動作確認をすると、「右のフィルターがひたすら動き続け、左のフィルターとブラシはまったく動かない」という動作をしました。 初めて見ました。 実際左のフィルターにはホコリが厚く積もっており、ブラシもフィルターと接する面にはこれでもかとホコリが詰まっていますが、ダストボックス側にはホコリがまったく付いておらず、ダストボックスの中も空だったので、かなり前からこの状態であったことがわかります。 でもエラー表示は出ていないですし、手動ボタンで動くんですよね、そんな動きですが。
そのダストボックスとフィルターです。3枚目は参考のために、正常に動いていたほかのエアコンのダストボックスとブラシを載せています。


正常な動きをしていたお掃除ロボットのダストボックスとブラシ。

お客様に見ていただいて壊れていることを確認していただき、分解するとどうなるかはわからないことをご了承いただいてから、分解クリーニングに入ります。 作業後の動作確認では、メニューで「手動お掃除」ボタンを選ぼうとすると×マークが出て操作できないようになりました。 壊れていることを認識したようです。
しかし、面白かったのは、熱交換器です。
フィルターが動いていた方にはホコリが付き、動かなくなった方にはホコリが付いていませんでした。お掃除ロボットが動かない方がホコリが付かないというのは…なぜなのでしょうか?
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