パナソニック製洗濯機NA-F70PB13の分解クリーニング
坂戸市にて、パナソニック製洗濯機NA-F70PB13を分解クリーニングしました。2020年製です。洗濯物に小さなわかめのようなものが付くようになったということでご依頼いただきました。

以下はビフォーアフターです。パルセーター。


脱水槽外側。

アップ。

これが洗濯物に付く小さなわかめのようなものの正体です。

脱水槽底部。


糸くずフィルターのブロック。



洗濯槽。


脱水槽外側と洗濯槽のビフォー画像を今一度ご覧ください。洗濯時の喫水線に沿ってカビ汚れが付着しています。これは汚れと反応できなかった洗剤が残留してここに付着し、その上にカビが生えている状態です。つまりこれは洗剤が多い、ということを示しています。洗剤が汚れを落とす原理は、洗剤の分子が汚れの分子と結合して汚れの分子を対象物から引き剥がす、というものです。ですから、洗剤の分子が汚れの分子より少ないと、洗剤と結合しなかった汚れが残り、洗剤の分子が汚れの分子より多いと、汚れと結合しなかった洗剤が残ります。洗剤が残ると、このように残った洗剤を養分にしてカビが生えます。ですので、洗剤は多くても少なくても良くないのです。わたし自身がそうなのですが、とかく洗剤は気持ち多めになってしまいがちです。しかし洗剤は多ければよいというものではありません。適量を心がけましょう。