シャープ製ドラム式洗濯乾燥機 ES-W113 の分解クリーニング
ES-W113
まずひと作業
神奈川県綾瀬市にて昨年9月、シャープ製ドラム式洗濯乾燥機 ES-W113 を分解クリーニングしました。乾燥時間が長い、フィルターが詰まっていないのにフィルター掃除の警告が出る、ということでご依頼いただきました。
到着したところ、お客様が切羽詰まった顔で玄関から出て来ておっしゃいました。「洗濯機の台座が壊れてしまったんです!」 キャスター付きの台座なのですが、当店到着前に移動して下を掃除しようとしたら壊れて動かなくなってしまったとのことです。さっそく見させていただくと、確かに台座が崩壊して洗濯機が斜めになってしまっています。これは分解クリーニングどころではないかとも思ったのですが、よく見ると台座フレームが洗濯機の大きさに合わせて伸び縮みするようになっていて、その伸縮部分が外れてしまっているだけのようでした。洗濯機を持ち上げつつ伸縮部分をはめると、元の形に戻りました。伸縮部分を固定するところが緩んでいて引っ張ったはずみに外れてしまったようです。直前に親切心や思いつきでしたことがとんでもないことになってしまうってよくありますね。お客様もこんなことしなければよかったと後悔していらっしゃいましたが、無事元通りになってよかったです。
ということで分解に入る前にひと作業ありましたが、それも無事に終わって、これから作業に入ります。
ES-W113とは


外観です。スタイリッシュで、洗濯機に見えません。このデザインが気に入って購入される方も多いようです。

糸くずフィルターにはべったりホコリが付着していました。
分解クリーニング
以下はビフォーアフターです。





脱水受けカバーの裏側にホコリが詰まっていました。
乾燥トラブルの原因

乾燥フィルターの下部分です。画像はアフターなのですが、ここに詰まっていたホコリがこちらです。

比較のためにドライバーを置いています。小さな送風路にこれがみっちり詰まっていました。これでは温風が送られず、乾燥に時間がかかるわけです。機械もフィルターが詰まっていると誤認識します。
キャスター付き台座に載っていますので、移動して下部分や排水口も洗います。



ほこりとカビを落としてすっきりしました。乾燥運転の際に吹き出す温風の量と強さも改善しました。これでまた気持ちよくお使いいただけます。