エアコンからの水漏れ その2

水が漏れる様子

その1では一般的な汚れによる水漏れについて書きました。その2以降ではそれ以外の原因に触れていきたいと思います。

水が漏れる様子で、ある程度何が原因かを知ることができます。その1で書いたような、ドレンパンから水があふれている場合は、だいたい吹き出し口から水が垂れてきます。

今回のエアコンはこちら、ダイキン業務用ノーマル2019年製です。業務用なのでリモコンがワイヤレスではなくて、ワイヤードです。

一年前にダイキンに分解修理と清掃をしてもらい、半年前に別業者に通常分解クリーニングをしてもらったそうですが、20度に設定しても30度までしか下がらず、水漏れもしてきたということでご依頼いただきました。吹き出し口からではなくて、本体の下の方から、大量にではないものの、ポタッポタッと垂れるということでした。

分解してみると

分解した様子がこちらです。

水漏れの原因は?

熱交換器はかなり汚れていました。ただし、ドレンパンからは水があふれた形跡がありませんでした。そのかわり、ケーシングの裏側下部を通っている配管まわりが、断熱材が巻いてあるのにびしょびしょでした。恐らく半年前の業者のクリーニングが通常分解だったため、熱交換器の汚れを十分には落とせておらず、そのために効きが悪くなり、20度まで下げて運転したためにエアコン裏側が結露したものと思われます。エアコンは設定温度で運転しようと頑張っていたものの、熱交換器が汚れていたために熱交換率が悪く、ファンもホコリまみれで風を送り出すことができず、結果としてぬるい風しか出てこなかった、という状態です。しかし、あまりに設定温度を下げすぎると、このように水漏れの原因となります。

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