日立製エアコン RAS-HM28Gの完全分解クリーニング

建て替えのためにいったん外したエアコンを、新居に取り付ける前にクリーニングしてほしい、というご依頼をいただきました。

このような場合は、取り外す前の動作確認を当店ができないため、クリーニング・再取り付け後の動作保証はいたしかねます。

その点をご了承いただき、作業に取り掛かります。

外観を撮り忘れたため、いきなり分解写真になります。

画像でお分かりいただけますように、興味深いのはなんと!日立製なのにドレンパンとケーシングが一体になっていることです。

日立製はドレンパンが独立して外れます。

それに対して、ダイキンと東芝はドレンパン・ケーシング一体型です。

こちらは2018年製ですので、日立はドレンパン・ケーシング一体型に方向転換したのでしょうか。

でも、ふたつ前に「熱交換器凍結洗浄」で投稿したRAS-X56H2も同じ日立の2018年モデルなのですが、普通にドレンパン独立型だったので、わけが分かりません。

ここからはアフターになります。

天日で十分に乾燥させてから組み上げ、梱包しました。

まだ新しくて使用もそれほどされていなかったらしく、カビはほとんど出ていませんでした。

しかし、室内機取り外しのときに室内機裏側(つまり室内機と壁との間の隙間)にコウモリが住み着いていたことが発覚しました。

ケーシングのあちこちに糞が飛び散っていたのでそれらを落とし、消毒いたしました。

今回は壁から降ろした状態で作業しましたが、壁に掛けたままでクリーニングする場合、ドレンパン・ケーシング一体型は当店では壁掛け完全分解ではなく、壁掛けオーバーホール対応となります。また、配管の取り回し次第では壁掛けオーバーホールが施工できない場合があります。その場合は今回のように、いったん冷媒を室外機に回収(ポンプダウン)し、接続を外して壁から降ろして作業することが必要になります。

ご相談はこちらからお待ちしています!※必ずしも予約しなければならない、というわけではないので、お気軽にお声掛けください。

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