お風呂の汚れと入浴剤の関係

入浴剤は良いですね。温まりますし、リラックス効果もあります。いろいろな種類がありますので、お子さんがお好きで使っていらっしゃるお宅も多いです。

さて、そのお風呂ですが、においや汚れが気になるようになることがあります。
自動でお湯張りをすると、最初に臭いにおいがする、お湯の中に黒や茶色や赤っぽい汚れが浮く、という症状が出ることがあります。

そのような場合は、風呂釜洗浄をご依頼ください。市販のジャバ等では、もう問題は解決しません。

そもそもなぜそのような汚れが蓄積するのでしょうか

ほとんどの場合、原因は入浴剤にあります。

これまで、汚れがひどいと風呂釜洗浄のご依頼をいただいたお宅では、例外なく入浴剤を頻繁に使用していました。

入浴剤が追い焚き配管を傷めることは意外と知られていません。追い焚き配管を痛める入浴剤とは下記のものです。

●硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んでいるもの

●にごり湯(酸化チタンを含んでいるもの)

●牛乳、お茶、柚子などの食品が含まれているもの

●花びら等の固形物が含まれているもの

「どこそこの湯」や湯の花、バスソルトといったものが軒並みだめであることがわかります。

もちろん、使用説明書に「追い焚き使用可」と書いてある場合は大丈夫です。

こうしてみると、追い焚き配管を傷めない入浴剤とは何かが見えてきます。

簡単にいうと「無色透明」なものです。でも入浴剤大好きな方が、「無色透明」で満足できるとは思えません。

何か良い解決策はないでしょうか

実は追い焚き配管を傷める入浴剤でも使える方法があります。

それは、お湯をためて入浴剤を入れた後は追い焚きをしない、というものです。

入浴剤の入ったお湯が追い焚き配管にまわらなければよいのです。当日限りでお湯を毎回捨てるのであれば問題ありません。もちろん自動追い焚きも切る必要があります。

そこまですれば、どんな入浴剤でも使って大丈夫です。

風呂釜洗浄の効果を可視化する

ちなみに、汚れの成分は入浴剤と人の垢が混ざったものです。それでタンパク質が含まれています。レジオネラ菌などの細菌もタンパク質を含んでいます。したがって、タンパク質を検知する機械で、どの程度汚れているかを調べることができます。

その機械を使った検査をATP検査といいます。

簡易検査ですので、どの菌がどれくらいといった分別はできませんし、検査環境によって多少の差異が生じますが、通常の検査では菌を採取して数週間かけて培養するという手間を考えると、その場でだいたいの目安がわかるというのは大きなメリットといえます。

ちなみに当店が手掛けた風呂釜洗浄の過去最高値はこちらです。

なんと44万!結構汚れている感じのところでも1,000を超える程度、と書くと、この数字の衝撃をご理解いただけるでしょうか。頑張ってここまで下げました。

ちなみに、新品に近くなければ0にはなりません。

もしご自宅のお風呂が時々何かにおう、あるいは時々何か浮いている、という場合はご相談ください。

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