日立製洗濯乾燥機ビートウォッシュ BW-DV90C の分解クリーニング

世田谷区にて、日立製洗濯乾燥機ビートウォッシュ BW-DV90C を分解クリーニングしました。時々黒っぽいカスのようなものがついたり、逆に黒い衣服に白い洗剤カスのようなものがつくことがある、ということでご依頼いただきました。

まずは外観です。

上蓋とともに上部カバーを外すと、乾燥ユニットが現れます。

分解を進めます。

全体に赤黒っぽい汚れが付着しています。これは洗剤カスが付着している上にカビが乗っている状態です。洗濯物に混ざっていた黒いカスはカビ、白いカスは洗剤です。

後でお客様にお聞きしたところ、粉洗剤ではないものの、自然由来の洗剤を使用しているということでした。自然由来の洗剤は溶けにくいです。そしてこのように洗濯槽や脱水槽に固く付着します。通常は次亜塩素酸ナトリウムを使って洗えばカビは落ちるのですが、洗剤はそれでは落ちません。プラスチック製のへらでこそぎ落とし、アルカリ洗剤で根気よく落としていきます。

以下はアフターです。

さっぱりしましたが、めちゃくちゃ時間がかかりました。粉洗剤や自然由来の洗剤を使う際には、お湯を使って十分に溶かしましょう。溶けないとついつい多めに入れてしまい、結果として中で洗剤がカチコチに固まってしまいます。そして残った洗剤はカビの養分となります。

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