パナソニック製洗濯機 NA-FA120V1 の分解クリーニング

横浜市港北区にて、パナソニック製洗濯機 NA-FA120V1 を分解クリーニングしました。「黒色の海藻のようなピラピラや、グレーのヌルっとしたものがつく」ということでご依頼をいただきました。

外観です。

容量が12㎏、大きいです。

さっそく分解していきます。写真はビフォーアフターになっています。

まずは洗濯槽。

「グレーのヌルっとしたもの」の正体はこれですね。シルバーの覆いがしてあるものは温水用のヒーターです。

続いて脱水槽。

「黒色の海藻のようなピラピラ」の正体が見えます。

脱水槽の外側が一番わかりやすいのですが、全体が真っ白になっていて、その上にカビが乗っています。白いのは粉の洗剤です。粉の洗剤は溶けにくくて、汚れと結びつかなかったものはこのように洗濯機に付着します。さらに、洗濯時に洗濯物に対して洗剤が多いです。洗剤はその分子が汚れの分子と結びついて衣服から引きはがします（つまり、汚れを落とします）。汚れの分子に対して洗剤の分子が少なければ汚れが残りますが、洗剤の分子が多ければ洗剤が残り、それはカビなどの足場になります。洗剤は多ければ多いほど良いというものではなく、適量が良いといわれているのはそのためです。

パルセーターの裏にもいっぱい付いていました。

固着した粉の洗剤を落とすのには時間がかかります。通常より1時間以上多くかかりました。

粉の洗剤を使うときは、お湯を使うなら洗剤が溶けやすくなります。そして、洗剤は適量を心がけましょう。

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